人生が変わるきっかけはすぐそこにある

映画、音楽、本、旅行などの感想等を中心に書きます。雑記ブログです。

改めてまして、自己紹介です。

皆さんこんばんは、ヒロちゃんです。

僕は今日も仕事を終えて家に帰ってきました。

今日も疲れたなー。

皆さんは今日はどんな一日でだったでしょうか?

お仕事だった人も、そうでない人もお疲れさまでした!!

 

そうそう、僕は先月からブログをはじめてもうすぐ一か月になるところです。

何もわからず初めて、少しずつ調べたり本を読んだりしながら、なんとか記事を書いてこれました。

記事を読んでくださっている皆さん、コメントをくれた方、読者になっていただいた方、本当にありがとうございます。

なんと今現在、45人の方に読者になっていただきました。本当に感謝しかありません。

まだまだ色々と手探りでやっています。記事も読みにくかったり分かりづらいことを書いたりしているかもしれませんが、どうぞご容赦ください。

 

そこで今日は、改めて僕の自己紹介をさせていただきたいと思います。

そんなの興味ねーよって方もいるかもしれませんが、お付き合いいただけると嬉しいです!!

 

 

 

自己紹介

僕ここでは「ヒロちゃん」という名前を使ってます。

静岡県在住の30代、普通のサラリーマンです。

まずこのブログの名前にもなっている「自分だけのちょっと楽しい時間」。僕の好きなものや好きなこと、興味のあることなどを少しでもたくさんの人に知ってもらいたいという気持ちを込めました。

自分なりの感想や紹介なんかを中心に書いていくつもりです。

ちなみに彼女いません独身です。

 

好きなこと

映画鑑賞

映画は昔から好きで、家でDVDも観るし映画館にもよく行きます。洋画を見る方が多いかな。好きな映画は「ローマの休日」「昼下がりの情事」「雨に唄えば」「ショーシャンクの空に」「フィールド・オブ・ドリームス」「ガープの世界」など。好きな俳優は「モーガン・フリーマン」「ロビン・ウィリアムズ」「ジョディ・フォスター

フィールドオブドリームスのロケ地



音楽

音楽を聴くのも好き、ギターも少しやってます。カントリーやブルース、ロックが好きです。中学生の時に青春パンクを聴き始めてからいろいろな方向に興味が広がっていきました。好きなバンド、ミュージシャンは「THE BLUE HEARTS」「奥田民生」「西岡恭蔵」「RCサクセション」「ラモーンズ」「クリーデンスクリアウォーターリバイバル」「マディ・ウォーターズ」「チャック・ベリー」「オールマン・ブラザーズ・バンド

などです。レコードも集めたりしてますよ。

 

読書

小説が好きで小説をよく読みます。好きな作家は「スティーヴン・キング」と「ジョン・アーヴィング」でこの二人の作品はたくさん読んでます。「シャイニング」「IT」

「11/22/63」「サイダー・ハウス・ルール」「ホテル・ニューハンプシャー」なんかがお気に入りです。この他には東野圭吾とか星新一ショートショートとか好きですね!

 

海外旅行

20代の半ばぐらいに、フリーターだったこともあり1人旅に出かけていました。たくさんではありませんが、アメリカとヨーロッパにちょこちょこ行きました。今は会社員なのでまとまった休みがなかなか取れませんが、いつかまた一人旅に行ってやろうと思っています。次は東南アジア、南米あたりに行きたいなぁ。

アメリカ・グランドキャニオン

 

料理

イタリアンが好きで、家でよく作ります。パスタが好きで、一番よく作るのはトマトソースパスタかなぁ。最近、自家製のベーコンやパンチェッタを作ろうと思って動画やブログをあさったりしてますww。料理の自分なりのレシピや感想なども上げようと思っています。

 

 

興味のあること

NISA・投資

まだまだ勉強中ですが、半年ほど前につみたてNISAを始めました。NISAや投資など、ここのブログでもたくさんのブロガーさんの記事を見て勉強させてもらっています。自分の人生のためにも好きなことに時間を費やすためにも、きちんと資産形成していきたいと思っています。

 

キャンプ・アウトドア

僕は子供のころボーイスカウトをやっていたんですが、最近また興味が芽生えてきました。ゆっくりと一人キャンプにでも行きたいなぁと思っています。あとバーベキューですね、アメリカンなバーベキュー。大きい塊の肉焼きたいですね。家から車で行ける範囲にも、キャンプ場が多いので、また行ったときにはそちらもブログに挙げてみようと思います。

 

消防団活動

僕は地元の消防団員として活動中です。仕事も忙しいし、やりたいこともたくさんありますが、地元のためにできる限りの事はしていきたいと思っています。消防団を知らない方や興味のない人も多いと思いますが、少しでも広報の意味も含めて活動を紹介したいと思います。たまにブログに挙げようと思います。

 

 

自己紹介は以上になります!

長々と読んで頂きありがとうございます。

自分の紹介を改めてするなんて少し恥ずかしくもありますが・・・

同じようなことに興味のある方、少しでも共通の事がある方はまた今後もブログを読んでいただけると嬉しいです。

僕もブログを書き始めてから気づいたのですが、自分の好きなことを改めて文書にしてみたり、人に発信するのって面白いものですね。でも書くからにはきちんと考えて、伝わりやすく詳しく、分かりやすく書いていくようにしたいと思います。

 

今後も「自分だけのちょっと楽しい時間」をよろしくお願いいたします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

僕の大好きなギネスビール

突然ですが、皆さんビールはお好きですか?

毎日飲みますか?

どのくらい飲みますか?

最初の一杯はビールでOKですか?

好きな銘柄やメーカーはありますか?

これから夏に向かってビールの美味しい季節になりますね。

素晴らしい!

そして何を隠そう僕は無類のビール好きです。最初から最後までずっとビールでもいいくらい!!

もうずっと飲んでられます。一緒に飲む友達なんかには「よくそんなにビール飲めるね」って言われるんですけどね。僕も不思議です、でも美味しいから。

その中でもダントツに好きなのがアイルランド出身の「ギネスビール」!!

そこで今日は僕の大好きなギネスビールの紹介をしたいと思います。

 

 

ギネスビールとは何ぞや

ギネスビールは1759年にアイルランドのダブリンで誕生したビールです。創業者はアーサー・ギネス氏で、そこから取ってギネスと名づけられました。世界的に有名な「ギネス世界記録」もこのギネス社が生み出しました。ビールはスタウトと呼ばれるタイプで、その香ばしさとクリーミーさ、真っ黒な見た目が特徴的です。アイルランドはもちろん、世界中で愛されています。

 

ギネスビールの味は?

ギネスは見た目は真っ黒ですが、飲み口はとてもすっきりしています。しかし黒ビールとしての味はしっかりしており、ゴクゴクと喉を通っていきます。黒ビールは苦そうな印象がありますが、そんなことはありません。そして黒と白のコントラストがきれいなその泡は、とてもクリーミーです。製造工程では焙煎された麦芽が使用されており、香ばしい風味を味わう事が出来ます。炭酸はそこまで強くはありません。アルコール度数は「ギネスエクストラスタウト」が5%、「ドラフトギネス」が4.5%となっています。

 

ギネスのロゴマーク

ギネスビールの缶や瓶、グラスなどギネスの製品に入っているロゴマークは「アイリッシュハープ」という伝統楽器です。このアイリッシュハープはアイルランドの国章になっていて、アイルランドのパスポート、政府発行の公式書類、ユーロ硬貨などにも描かれています。アイルランドに旅行に行くと、それこそ街のいたるところでこのマークを見かける事が出来ます。

 

black and brown electric guitar

 

ギネスが飲めるところ

ギネスはアイリッシュパブ、ブリティッシュパブ、スポーツバーなどにおいてあることが多いです。都内に数店舗ある「THE DUBLINERS'CAFE&PUB」や「HUB」では美味しい生のギネスを飲む事が出来ますよ。

 

scenery of a Guinnes LED signage

 

ギネスビールは普通のスーパーでも売っているので手軽に買う事が出来ます。ちょっと高いですけどね。僕は安月給のサラリーマンなので、給料日の後に買って家で飲むことが多いです。

そしてギネスを飲むときは必ず良く冷やして、グラスに注いで飲むようにしています。缶や瓶のまま飲むとせっかくの泡が台無しになってしまします。

先ほど紹介した2種類の「エクストラスタウト」と「ドラフトギネス」ですが、この2つにはもちろん違いがあります。

「エクストラスタウト」は缶に比べてアルコール度数が少し高く、風味がいいです。ギネスビールの初期の味に近いと言われているみたいですね。「ドラフトギネス」はフローティング・ウィジェットという、ギネス独特の泡立ちを起こさせるボールが入っています。こちらは生で飲むときのような泡を楽しむ事が出来ます。僕はこっちの「ドラフトギネス」を買うことが多いですね。

つまみは基本なんでも合うと思いますが、僕はフィッシュアンドチップスを作ったりします。ホントたまにですけど。フィッシュアンドチップスは、アイルランドやイギリスでよく食べられるファストフードで、白身魚(タラが多い)に衣をつけて揚げたものにフレンチフライ(ポテト)を付け合わせたものです。今度この作り方もブログに上げてみようと思います。とっても簡単にできて美味しいですよ。

 

皆さんどうですか?

ギネスビールを飲みたくなりませんか?

僕はもう今この時間にもかかわらず飲みたくてたまりません。

僕のおすすめはアイルランドのミュージシャンの音楽を聴いたり、アイルランドを舞台にした映画を見たりしながら飲むことです。アイルランドでパブにいるような気持ちになれますよ。

もし興味が出たら

ぜひ飲んでみてくださいね。

 

アイルランド・キラーニーのパブの様子

 

 

 

 

 

映画鑑賞記「ギルバート・グレイプ」

 

ギルバート・グレイプ [DVD]

 

 

【作品情報】

原題:「ギルバート・グレイプ」(原題:What’s Eating Gilbert Grape)

 

制作国:アメリカ合衆国

 

制作年:1993年

 

上映時間:118分

 

監督:ラッセ・ハルストレム

 

出演者:ジョニー・デップ

    レオナルド・ディカプリオ

    ジュリエット・ルイス 他

    

 

【あらすじ】

 アイオワ州の小さな田舎町に暮らすギルバートと弟のアーニーは、年に1回この町を通るトレーラーの集団を待っていた。しばらく待っていると、銀色に輝くトレーラーの集団がやってくる。トレーラの集団の長い行列にアーニーは大喜びするが、その集団の中の1台はエンジンが故障して動けなくなってしまう。

 ギルバートは家族の生活を支えており、町から出ていく事が出来ないでいた。弟のアーニーはじきに18歳になるが重い知的障害を抱えている。母親のボニーは肥満症で家から出る事が出来ない。他にも2人の姉妹がいた。ギルバートは小さな食料品店で働き、ベティという町の保険屋の人妻と不倫関係を続けていた。そうして何とか自分を保っていたのだ。

 ある日ベティとの情事中、アーニーが町にある高所のタンクに登り始めてしまう。保安官や町の見物人が見守る中ギルバートは歌を歌い、アーニーを下ろさせることに成功するのだった。保安官に謝罪をし、アーニーを家に連れて帰るギルバート。そしてそれを見守っていたのは、トレーラーの故障によって町に留まっていたベッキーであった・・・

 


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【感想】(ネタバレあり)

 昨日のブログで紹介した「サイダー・ハウス・ルール」のラッセ・ハルストレム監督の作品です。若き日のジョニー・デップジュリエット・ルイス、そして何より若干19歳にして知的障害を持つアーニー役を演じたレオナルド・ディカプリオの素晴らしい演技が秀逸です。この作品でレオナルド・ディカプリオはアカデミー助演男優賞にノミネートされています。

 一家の大黒柱のギルバートはとても心優しい青年です。普通の人だったらすべてを投げ出したくなる、挫けてしまいそうになる状況の中でも精一杯毎日を生きています。常に弟のアーニーから目が離せませんし、過食症の母親は家から出ることもできず、近所の子供たちには笑いものにされています。一家は数日後にアーニーの18歳の誕生日パーティーを計画していますが、経済的、肉体的にも家族の生活は綱渡りそのものでした。

 そんな生活の中でのギルバートの楽しみは、人妻のベティとの関係でした。旦那に不満を持つベティにしてもギルバートの存在は小さいものではなかったんですね。しかし、町に現れたベッキーとの出会いによりギルギルバートの心境にも少しずつ変化が表れていきます。そして、ベティも薄々それを察しています。

 ある日ベティの夫が亡くなり、近所の人から疑いの目をかけられ彼女は子供とともに町を出ていく事を決意しますが、その際ギルバートにこんな言葉をかけていきます。「私の子供たちには、あなたのように育ってほしい」と。ベティはギルバートの優しさを理解しており、自ら身を引くことを決めたんですね。この作中においてベティの存在はとても大きいものだと思います。ベティはギルバートを支え、心を支えていた1人だったんだと思います。不倫を肯定するわけでは決してありませんが。

 ギルバートはアーニーの誕生日パーティーの前日、言うことを聞かない彼を思いきり殴りつけます。ギルバートは車に乗って家を飛び出し心を落ち着かせようとします。

このシーンがもうとても苦しくて苦しくて。僕にはギルバートの気持ちは想像すらできません。どんなに苦しかったんでしょう彼は。

 その日の夜、ギルバートはベッキーに会いに行き打ち明けます。「僕はいい人間になりたい」と。こんな家族思い優しいお兄ちゃんがどこにいるんでしょうかね。ギルバートとベッキーは池のほとりで寄り添いながらこんな話をしますが、僕にはこのシーンがとても心に残っています。

 翌日には無事パーティーが開催されます。たくさんのお客さんが来ている中、ギルバートは殴ってしまったアーニーを抱きしめ謝罪の気持ちを表します。アーニーは医師から18歳になるまではとても生きることはできないと言われていました。彼はギルバートがいなければ本当に生きていなかったでしょう。ギルバートはアーニーの人生そのものなんだと思います。

 そしてそのパーティーの最中、ギルバートはベッキーを母親のボニーに会わせます。ボニーは彼女に会い「こんなことになるはずではなかった」と言います。「こんなことになるはずではなかった」。人生の中でこういう思いを抱いたことがある人は少なからずいると思います。何がきっかけで人生が思いもよらない方向に向かうかなんて誰にも分らないですよね。良くも悪くも。ボニーはボニーで大きな後悔の気持ちを抱えて生きていたんですね。

 パーティーの後ベッキーは町を出発し、その夜ボニーはその夜息を引きとります。ギルバートは死んだ母親を町の誰にも馬鹿にさせないと言い、家を燃やしてしまいます。

ギルバートは燃える家を眺め母親を思いながら、町を出る決意を固めます。

 いいなぁ、こういう映画って。見た後にとてもすっきりした気持ちになれます。心の濁っている僕でも気持ちが洗われた気がします。とにかくギルバートの優しい気持ちや素直な考え方がすごく伝わってきますね。こういう気持ちの優しい人間になりたいなって本当に思わせてくれます。

 なんとなく日々の生活に不満を抱えてる人、うまくいかない人、もやもやしている人におすすめの1本です。ぜひともご覧あれ。

 


 



映画鑑賞記「サイダー・ハウス・ルール」

サイダーハウス・ルール(洋画 / 1999)の動画視聴 | U-NEXT 31 ...

 

原題:「サイダー・ハウス・ルール」(原題:The Cider House Rules)

 

制作国:アメリカ合衆国

 

制作年:1999年

 

上映時間:131分

 

原作:ジョン・アーヴィング

  「サイダー・ハウス・ルール」

 

監督:ラッセ・ハルストレム

 

出演者:トビー・マグワイア

    マイケル・ケイン

    シャーリーズ・セロン

    ジェーン・アレクサンダー

    デルロイ・リンドー 他

 

【あらすじ】

 1943年、セントクラウズという孤児院で育った少年ホーマー・ウェルズ。セントクラウズではラーチ医師の元、当時のアメリカでは違法であった人工妊娠中絶手術も行っていた。ラーチはホーマーに中絶をはじめとした医療技術を教えていくが、ホーマーは、医者になる事を頑なに拒んでいた。彼は他の事で人の役に立ちたい、自分には他の道があると思っていたのだ。

 そんなある日、彼はセントクラウズに中絶手術のために訪れた軍人のウォリーと恋人のキャンディに出会う。手術は無事終了するが、ホーマーは彼らに僕もここから一緒に連れて行ってほしいと頼み、彼らは快諾する。そして彼はセントクラウズを後にする事になり、初めて孤児院以の世界を目にするのだった。

 ホーマーは、ウォリーの家が経営するリンゴ園で働き始める。そのリンゴ園には黒人の季節労働者ローズたちが働いていた。ホーマーは彼らにリンゴ園での仕事を教わり始め、彼らと一緒に生活をする事になる。彼らの暮らすリンゴ園の小屋(サイダーハウス)にはある規則を書いた紙が貼ってあった。

 そんな中ウォリーは戦地へ赴き、ホーマーとキャンディは関係を深めていく・・・

 

 


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【感想】(ネタバレあり)

 現代アメリカ文学を代表するジョン・アーヴィング原作の作品です。ジョン・アーヴィング原作で映像化された作品は他にも「ガープの世界」「ホテル・ニューハンプシャー」「サイモンバーチ」などが有名です。

 人には誰しも、生まれながらに求められている役割や仕事があるんでしょうか。そんなことを考えさせられました。そしてそれこそがこの映画のテーマであるように思います。

 ホーマーは生まれも育ちも孤児院、そして心臓に病気を抱えています。そのため戦時中にもかかわらず、徴兵されることもありませんでした。

 彼の育った孤児院にはたくさんの女性がやってきます。その女性たちは望まぬ妊娠をしており、中絶手術をするためにやってきています。医師のラーチは、中絶とは女性を救うための一つの方法であると信じていますが、ホーマーはその仕事をするのが嫌でたまりません。作中では中絶し、子宮から掻き出した子供を焼却炉で燃やすシーンも描かれています。

 子供のころから、それを目にし手伝ってきたホーマーが嫌がるのも納得です。しかしラーチは、ホーマーは医師として人を救うことが彼の仕事だと考えています。彼の事を理解し、想っているからこそ医師になってほしいと考えているんですね。

 そんな中、孤児院に中絶の手術をするためにやってきたウォリーとキャンディ。医師としては若すぎるホーマーを見て2人は不安を感じますが手術は無事成功します。そしてホーマーは2人に頼みます。「僕も一緒に連れて行ってくれないか。」

 ホーマーにとっては二度とないチャンスだったのでしょう。このチャンスを逃すまいと。孤児院から出ていけるのは今しかないと。こんなチャンスをみすみす見逃すことはできないですよね。

 当然医師のラーチや孤児院の子供たちは悲しみます。ある子供がホーマーに「ずるいよ」という言葉が印象的です。しかし彼は「ごめんよ」といって旅立っていきます。

 そしてホーマーが目にする、初めての孤児院の外の世界。海やリンゴ園や、ドライブインシアター。キャンディとの恋。そのどれもが、色鮮やかに美しく描かれています。

 主題の「サイダー・ハウス・ルール」。これはホーマーが黒人の労働者たちと寝泊まりするリンゴ園の小屋に貼ってあった規則です。しかし字の読めない黒人たちはホーマーに教えられるまでこの張り紙の内容を知りませんでした。内容は「ベッドでタバコを吸ってはいけない」とか「屋根に上ってはいけないとか」大したことではありませんでした。ここには色々な解釈をとることができると思います。 

 僕は「規則がすべてではない」、そういうことなんじゃないかと思います。違法でも女性を助けようとするラーチ、規則なんて知らなくてもうまくやってきた労働者たち、そして自分に必要とされる仕事を理解しメスをとるホーマー。たくさんの場面にこの意味がちりばめられているように感じます。

 人工妊娠中絶や近親相姦など、決して軽いとはいえない内容を扱っていますが、重苦しくはなく、肩肘張らずに見ることができると思います。

 そして、ホーマーとキャンディとの束の間の恋。好青年全開のトビーマグワイアと、とにかく美しいシャーリズセロンの恋は素敵でもあり、かなり切ないです。

 ホーマーは結局キャンディのもとを去り、孤児院へ戻る道を選びますが、孤児院で彼は自分が心臓の病気を患っていなかったことを知ります。亡くなってしまったラーチがホーマーを戦争に行かせないための嘘だったのです(ラーチはホーマーがリンゴ園で働いている間に亡くなってしまいます)。ラーチは「ホーマーが戦争へ行ってしまったら自分の心臓こそ耐えられない」と言っていたのです。

 そしてホーマーは自分がラーチの跡を継いでいく事を決意し、子供たちにラーチと同じ「おやすみの挨拶」を言うところで物語は幕を閉じます。

 「おやすみ、メインの王子たち、ニューイングランドの王たち」

 自分の人生とは何か、自分の仕事は何なのか、そして自分のことを本当に気にかけて愛してくれるのは誰なのか。そんなことを考えさせられる映画です。

 ぜひ自分の大切に思う人と見てほしい1本です。

 同名の原作「サイダー・ハウス・ルール」は内容が少し違いますがこちらもおすすめなのでぜひ読んでみてください。こちらの方も今度ブログに挙げてみたいと思います。

 

 

 


 

夏の訪れを感じた日に聴きたい曲【オーロラの夜】

皆さんこんばんは。

皆さんは今日はどんな1日でしたか??

僕の住む静岡は今日は28℃もあったみたいです。

仕事場の工場の中は煮えくり返るようでした。

まだ6月でこれじゃ、7月8月はどうなることやら、考えたくもない。

今年は一体どれくらい暑くなるんだろう。

考えたくないなぁ。

いや、夏は好きなんですけどね。

かき氷とか冷たいそうめんとかバーベキューとか花火大会とかね。

コロナさえなければ、楽しいイベントもたくさんあるし。

なんか小学生みたいだけど。

 

ところで僕は、夏が近づいてくると聴きたくなる曲があります。

皆さんにもそういう曲ってないですか??

夏をテーマにした曲っていっぱいありますしね。

楽しいのもウキウキするのも切ないのも。

 

今日、皆さんに紹介したい曲が1曲ありまして。

昨日のブログでも話をしました伝説のバンド「THE BLUE HEARTS」。

そのギタリスト、マーシーのソロの作品です。

彼の2枚目のアルバム「HAPPY SONGS」より

【オーロラの夜】という曲です。

 


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マーシーは本名を真島昌利(ましままさとし)といいます。1962年生まれのミュージシャンです。元ブルーハーツハイロウズ、現クロマニヨンズのギタリストです。頭のバンダナは、汗が落ちてこないように巻き始めたものらしく、彼のトレードマーク。ブルーハーツ時代から、ボーカルの甲本ヒロトとともにたくさんの名曲を世に送り出しています。マーシーの曲は「終わらない歌」「TRAIN-TRAIN]「夢」「1000のバイオリン」「青春」なんかが有名ですね。ほかにも挙げたらキリがありません。

好きなものは、夏、野球、バイク、カレー、読売ジャイアンツ他。

 

今夜川のそばで会おうよ
街のざわめき遠くはなれて
涼しい風が吹いているし
夏の匂いもしているよ
うなる長距離トラックには
若い顔したポールニューマン
サルバドール・ダリの絵みたいに
夜がバラシュートを開く

※うるんでたのは 虹色の瞳
七色の涙が こぼれ落ちる
オーロラのように オーロラのように
消えてしまう前に
オーロラのように オーロラのように
消えてしまう前に※

今夜川のそばで会おうよ
痛みを隠すウソをついたのは
まるで10年も前のよう
時は透き通る水だ
片道キップを手に入れたら
キミをさらって2度と戻らない
朝露みたいな汽車に乗って
明日という名のお茶を飲む

(※2回くり返し)

オーロラのように オーロラのように
消えてしまう前に
オーロラのように オーロラのように
消えてしまう前に

真島昌利 オーロラの夜 歌詞  lyricjp.com 真島昌利オーロラの夜歌詞から引用)

 

 

 

ロマンチックなんですよ、マーシーの曲って。

特にマーシーの歌う曲はそのたたずまいから、そのしゃがれ声、ギターの弾き方、Tシャツの着方まで。

マーシーの歌を聴いてると、ほんとにその世界に自分がいるかのような気持ちになるんです。

そんな、錯覚を覚えてしまいそうとでもいうか。

唯一無二の存在ですね。

 

この曲は夏の夜に散歩しながらでも聴きたいですね。

僕はとっても気持ちいい気分になります。

切ないような、だけど清々しいんです。

夏の日本で、オーロラなんて絶対見えないはずなのに、もしかしたら見えるんじゃないかって。

大好きなあの子をさらっていってしまいたいなぁなんて(自分で言うとちょっと危険な奴だけど)。

”うなる長距離トラックには若い顔したポールニューマン”てなんて素敵な歌詞なんだろう。

今いるこの場所からどこへでも行けそうな気がしてきます。

マーシーって本当に詩人のようです。

 

 

 

皆さんも、これからやってくる夏の夜に、聴いてみてください。

できれば1人で、外で。

誰もいないところで。

きっと、嫌なことも全部忘れさせてくれます。

オーロラが見えて、どこかへ連れて行ってくれるかもしれません。

 

 

 

サントリーのCM「情熱の薔薇」

”永遠なのか本当か 時の流れは続くのか

いつまで経っても変わらない そんな物あるだろうか”

 

僕の大好きな曲、「THE BLUE HEARTS」の「情熱の薔薇」という曲の歌詞の一部です。

高校生の時かな、ブルーハーツを聴き始めたのは。

といっても僕が高校生の時は今から十数年前、ブルーハーツはもうすでに解散し、

周りにもブルーハーツを聴く友達はいませんでした。

なんでブルーハーツを聴き始めたのかな。

実は覚えてないんです。

何か聴き始めるきっかけがあったんだろうけど、

気が付いたらもう大好きになってました。

バンドの中心だったボーカルのヒロトとギターのマーシーは、今はクロマニヨンズ

いうバンドで活動しています。

僕も今はクロマニヨンズのライブをよく観に行ったりしてます。

 

それで今日はなぜブルーハーツの「情熱の薔薇」の話をしているのかというと

YOUTUBEでこんな動画を見つけたからです。

 


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これ、YOUTUBEの広告動画で見たんですよ。

広告動画なんていつも飛ばしちゃうけど、これは最後まで見てしまいました。

何でも「SUNTORYグループ」が、飲食店の支援を目的として作った動画みたいですね。

いいですね、このCM。生き生きとしていて。

吉高由里子のナレーションもピッタリだし。

CMの中で取り上げられてる映画もすごくいいし、好きな人や友達と食事したり、

お酒飲んだりするときって人ってこんないい笑顔になるんですね。

まだ完全に終息したとはいえない「新型コロナウイルス」。

かなり日常は戻って来てはいますが、早くこのCMみたいにマスクもおしゃべりも

気にせず飲みに行ける日が来るといいですね。

 

また「情熱の薔薇」の話に戻ります。

ブルーハーツって名曲ぞろいもいいとこで、素晴らしい曲ばっかりなんですけど

「情熱の薔薇」は最高ですね。

最初のドラムから曲の最後まで聴き漏らすところなんて1秒もありません。

で、やっぱり歌詞がとっても元気をくれますね。

「涙はそこからやってくる 心のずっと奥の方」

だれでも書けそうで、歌えそうで、でもやっぱりヒロトにしか書けない曲だし

ブルーハーツにしかできない曲だと僕は思ってます。

ヒロトはよく雑誌のインタビューなんかで、「歌詞に意味はない」とか「曲は適当です」とか「意味はリスナーの取り方次第」なんて言ってます。

僕はヒロトのこういうところが好きだから、ブルーハーツを聴いているのかもしれません。

ヒロトがどんな思いで曲を作っても、聞いて感じるのは僕自身。

聴いたことを自分の中で消化して、どんな気持ちになるのか。

感じて、考えることができるのは僕だけです。

どんな事でも考え方は十人十色。

分からない事は、分からないままでいた方がいい事だってあると思います。

 

この曲を聴いて、このCMを見て、人生が変わるほど感動する人がいるかもしれない。

何かが変わるきっかけになるかもしれない。

はたまた、何も感じない人も。

つまらないと思う人も。

 

でもそれでいいんじゃないかな。

僕は元気をもらいました、明日も頑張ろうと思います。

”花瓶に水をあげましょう 心のずっと奥の方”

 


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僕の仕事についてちょこっと

皆さんこんばんは。

 

気が付けば5月も最終日にになり、明日からは6月になります。

 

汗ばむ陽気の日もだんだんと多くなってきました。

 

これから夏に向かって暑くなっていくことを考えれば、外仕事の方や

 

現場作業をしている方には大変な季節になっていくと思います。

 

そしてなんといってもマスクがつらい。僕は仕事中周りに人がいないときは

 

もうマスク外しちゃってます。熱中症にはなりたくないですからね。

 

 

ところで、今日は少し僕の仕事について紹介したいと思います。

 

僕が勤めているのは、地元の中小企業です。

 

小さい会社ですが、機械を作っている一応メーカーです。

 

僕の仕事は、その機械の部品を加工することです。

 

皆さん、フライス盤や旋盤、ボール盤マシニングセンタという機械の事を

 

知ってますか?

 

工業高校に通っていた人ならだいたい分かるかな?

 

製造業に就いている人なら知ってる人も多いと思います。

 

これらの機械はザックリいうと「金属を加工する機械です」。金属を「削って」

 

形状を作り「ドリルで穴を開けたり」します。

 

先ほど名前を挙げた機械にもそれぞれできる事や、できない事、得意な事や、

 

不得意な事があります。

 

少し解説してみます。

 

 

 

フライス盤:材料を機械のテーブルに固定し、回転するカッターで削っていきます。

 

材料を乗せたテーブルを前後左右、カッターを上下に動かして所定の形に削って

 

いきます。最終的には立方体の形状に仕上げる事ができます。


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旋盤:フライス盤とは逆に材料を機械に固定し、回転させます。回転する材料にカッタ

 

ーを当てて加工していきます。最終的には円筒状の形状に仕上げる事ができます。

 

野球のバットを削る機械を想像してもらえるといいと思います。


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ボール盤:機械のテーブルに固定した材料に穴を開ける機械です。ドリルを回転させ、

 

ハンドルを回して、材料に穴を開けていきます。


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マシニングセンタ:ツールと呼ばれる、加工をするための様々な工具を自動で機械に

 

付け替えてくれます。その為、この機械1台でフライス盤とボール盤の仕事を行う事が

 

できます(基本的にフライス盤は削るだけ、ボール盤は穴を開けるだけです)。

 

マシニングセンタは、機械に動きを指示する「プログラム」を作って動かします。

 

先ほどの「旋盤」を、同じように「プログラム」を作って動かすのがNC旋盤と呼ばれる

 

ものです。


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他にも金属を加工する機械には色々な種類があるのですが、僕が使っているのは

 

主に「フライス盤」と「マシニングセンタ」です。

 

 

仕事内容はというと、それらの機械を使って「図面」の指示通りに材料を加工する事

 

です。

 

↓図面はこんな感じ

機械製図の基本と本質 図面の定義やルール | meviy | ミスミ

 

僕はこの仕事、割と性に合っていて結構頑張ってやっています。

 

工場の仕事って、ひたすら同じ作業をしたりとか、ラインでの作業を想像されがち

 

なんですけど、それだけではありません。1つ1つ材料も形状も加工の仕方も

 

違うのでいろいろと考えて作業を進めないといけません。

 

加工するものも手のひらサイズの部品から、数トンくらいの重さがあるものまで

 

様々で、僕は大きいものの加工を担当することが多いです。大きいものだと

 

加工を開始してから完成まで3週間くらいかかったりします。

 

大きいものだと当然材料の値段も高く、ミスをすることができません。1か所

 

でも寸法を間違えたり、位置を間違えたりするとそれはもう使う事のできない

 

ものになるので”おしゃか”となります。

 

当然気は抜けないし、結構神経を使う仕事ですね。

 

あと、図面を見て「どのように加工していくか」「どんな工具を使って加工

 

するか」「どのように効率よく加工するか」を考えなくてはいけません。

 

これは作業者の経験やセンスが問われます。

 

でも、難しいものや時間のかかるものをきちんと仕上げた時の達成感は結構

 

大きいものがありますね。

 

工場の仕事って「3K」きつい・汚い・危険なんて言われることもありますが、

 

きちんと色々なことを覚えれば自分の身にもなるし、やりがいも充分に見つけ

 

られるんじゃないかと思ってます。

 

まあ、どんな仕事でもそうなんでしょうけどね。

 

僕はいらない材料や端材をもらって自分の物を作っちゃたりしてます。

 

なんてたって、「精密加工」のできる機械なんですからね。

 

頑張ればこんなこともできちゃいます。

 


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という感じで、僕の仕事はこんな感じです。

 

これからも新しいことを覚えたり、勉強したり、柔軟な考え方をもって

 

仕事をしていきたいですね。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。