皆さんこんばんは。
気が付けば5月も最終日にになり、明日からは6月になります。
汗ばむ陽気の日もだんだんと多くなってきました。
これから夏に向かって暑くなっていくことを考えれば、外仕事の方や
現場作業をしている方には大変な季節になっていくと思います。
そしてなんといってもマスクがつらい。僕は仕事中周りに人がいないときは
もうマスク外しちゃってます。熱中症にはなりたくないですからね。
ところで、今日は少し僕の仕事について紹介したいと思います。
僕が勤めているのは、地元の中小企業です。
小さい会社ですが、機械を作っている一応メーカーです。
僕の仕事は、その機械の部品を加工することです。
皆さん、フライス盤や旋盤、ボール盤、マシニングセンタという機械の事を
知ってますか?
工業高校に通っていた人ならだいたい分かるかな?
製造業に就いている人なら知ってる人も多いと思います。
これらの機械はザックリいうと「金属を加工する機械です」。金属を「削って」
形状を作り「ドリルで穴を開けたり」します。
先ほど名前を挙げた機械にもそれぞれできる事や、できない事、得意な事や、
不得意な事があります。
少し解説してみます。
フライス盤:材料を機械のテーブルに固定し、回転するカッターで削っていきます。
材料を乗せたテーブルを前後左右、カッターを上下に動かして所定の形に削って
いきます。最終的には立方体の形状に仕上げる事ができます。
旋盤:フライス盤とは逆に材料を機械に固定し、回転させます。回転する材料にカッタ
ーを当てて加工していきます。最終的には円筒状の形状に仕上げる事ができます。
野球のバットを削る機械を想像してもらえるといいと思います。
ボール盤:機械のテーブルに固定した材料に穴を開ける機械です。ドリルを回転させ、
ハンドルを回して、材料に穴を開けていきます。
マシニングセンタ:ツールと呼ばれる、加工をするための様々な工具を自動で機械に
付け替えてくれます。その為、この機械1台でフライス盤とボール盤の仕事を行う事が
できます(基本的にフライス盤は削るだけ、ボール盤は穴を開けるだけです)。
マシニングセンタは、機械に動きを指示する「プログラム」を作って動かします。
先ほどの「旋盤」を、同じように「プログラム」を作って動かすのがNC旋盤と呼ばれる
ものです。
他にも金属を加工する機械には色々な種類があるのですが、僕が使っているのは
主に「フライス盤」と「マシニングセンタ」です。
仕事内容はというと、それらの機械を使って「図面」の指示通りに材料を加工する事
です。
↓図面はこんな感じ
僕はこの仕事、割と性に合っていて結構頑張ってやっています。
工場の仕事って、ひたすら同じ作業をしたりとか、ラインでの作業を想像されがち
なんですけど、それだけではありません。1つ1つ材料も形状も加工の仕方も
違うのでいろいろと考えて作業を進めないといけません。
加工するものも手のひらサイズの部品から、数トンくらいの重さがあるものまで
様々で、僕は大きいものの加工を担当することが多いです。大きいものだと
加工を開始してから完成まで3週間くらいかかったりします。
大きいものだと当然材料の値段も高く、ミスをすることができません。1か所
でも寸法を間違えたり、位置を間違えたりするとそれはもう使う事のできない
ものになるので”おしゃか”となります。
当然気は抜けないし、結構神経を使う仕事ですね。
あと、図面を見て「どのように加工していくか」「どんな工具を使って加工
するか」「どのように効率よく加工するか」を考えなくてはいけません。
これは作業者の経験やセンスが問われます。
でも、難しいものや時間のかかるものをきちんと仕上げた時の達成感は結構
大きいものがありますね。
工場の仕事って「3K」きつい・汚い・危険なんて言われることもありますが、
きちんと色々なことを覚えれば自分の身にもなるし、やりがいも充分に見つけ
られるんじゃないかと思ってます。
まあ、どんな仕事でもそうなんでしょうけどね。
僕はいらない材料や端材をもらって自分の物を作っちゃたりしてます。
なんてたって、「精密加工」のできる機械なんですからね。
頑張ればこんなこともできちゃいます。
という感じで、僕の仕事はこんな感じです。
これからも新しいことを覚えたり、勉強したり、柔軟な考え方をもって
仕事をしていきたいですね。
最後まで読んでいただきありがとうございました。